さて。最近、若手起業家の人と話したり、若手起業家のYouTubeの話しなどを聞いていると、かなり起業家の考え方が変わってきたなと感じます。

昔の起業家には、お金に対するバイタリティーみたいなものを強く感じていたのですが、最近の若手起業家は、喋りもうまく、頭も良いのですが、幸福を求める思想家っぽい人が多い感じを受けます。

社会貢献のため、幸福に生きていくため、自分を大切にするっといった感じです。これは全然悪いことではなく、単に私が若い頃にそんなことを言って起業していた人が周りにいなかったため、時代の変化に驚いているだけです。

最近は「働かないおじさん」なんてキーワードで、40、50代の会社で何をしているかわからないおじさんたちを若者が表現するように、私もそんな40歳。。。

若い人とは思想が異なり時代についていけてないのかと思います。

若い方の思想がお金ではなく、幸せを求めるようになったので、ビジネスアイディアなんかも直感的にお金にならなそうなアイディアが結構多いです。

成功している若手起業家は、もちろんマネタイズはうまいのですが、成功していない若手起業家は、思想家的なので、マネタイズよりも幸せのための問題解決が強いです。

例えばの例ですが、起業ピッチのイベントなんかで、「アフリカの子供達の迷子をなくすためのGPS開発」みたいなのがあり、社会のためにはとても良いことなのですが、マネタイズが難しそうなアイディアという感じのものです。

基本的にそのようなNPO的なビジネスは、ピッチの大会で、「よかったで賞」みたいなので表彰はされるのですが、大きな投資はされず、投資家からは「とても良いビジネスアイディアだと思います。これからも頑張ってください」っと言われるだけで、投資はされないというケースがあるんですよね。

アメリカの起業家は、お金に対するバイタリティーがある人も多く、どんなビジネスをしたら大きな投資をしてもらえるのかなんてことを考える人も多いのですが、日本では思想家的アイディアが多い感じを受けます。

世界をリードする多くの成功者は、世の中を変えるための社会貢献的な話はもちろんするのですが、マネタイズの部分はしっかり考えてるんですけどね。

なんとなく、今の日本の若手起業家は、成功者の意見を都合が良いとこだけ取り上げて理解してしまっている感じもするんですよね。

今の資本主義に疑問を感じているというか、将来はユートピアになることを想定しているとか。ナルシストというか。。。

表現悪くてすいませんが、今の資本主義は確かに不満に思うことが多々あると思います。今までだって、共産主義や、社会主義やいろんな主義が出てきましたが、どれもうまく行っておりません。

資本主義も完璧ではないですが、とりあえず他の主義よりはマシみたいな感じで世界では取り扱われているので、「この資本主義を壊すんだ」的な思想家も多く、世の中変わったなとは感じるわけです。

これは、日本は世界に比べたら豊かだし、好きなことして生きていくんだという考えも強いためで、悪いことではないかとは思います。

昔のギリシャ時代もお金に余裕があって、暇な人が多かったため、多くの芸術品が生まれたと言われております。だから、お金じゃなくて、何が幸せかを重きを置いて、仕事をしていくことができるのであれば、それはいいことかと思います。

っということで、おじさん世代には、社会貢献とか、幸せとかをあまり考えずに、仕事やビジネスをしてきたので、おじさんには理解できないことも多いんだと思います。私も若い世代の考えをもっと理解していかないとな。。。できるかな。。。

酒井潤

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