さて。よくシリコンバレーでは、ビル・ゲイツさん、ザッカーバーグさんを筆頭に元々エンジニアの起業家は多いとは言われておりますね。

まー過去20年ぐらいは、IT産業が一気に膨れ上がってきたこともあり、確率的にもエンジニアから起業家となる人口も確率的に多くなるのかもしれません。

とりあえず、今回は、私の個人的な見解になってしまうのですが、なぜシリコンバレーではエンジニア上がりの経営者がいるのかということに関してお話ししようかと思います。

日本では、今でもエンジニアは奴隷のように働かされてしまうケースもあり、昔なんて、オタクがやる仕事みたいなイメージがあったかともいます。

なので、エンジニアと起業家は、そもそもの思考が違うもので、「まさかあのITオタクたちが経営なんてできるわけないだろ」という考えはあったかと思います。

日本では、「経営者たるものは、MBAを取るような人たちで、社員をやる気にさせるリーダー素質を持つべき人がやるべき。ITオタクに経営なんて勤まらないだろ」という感じがします。

まず、私がシリコンバレーでエンジニアをしていて思うのですが、日本の人がイメージするITオタクと言われ、人前で意見が言えないエンジニアは私の周りではいません。

みんなエンジニアとしての能力は発揮するんですが、プロジェクトマネージャーが会社の経営戦略などの話をしてから、「この仕事やって」っとチームにした時なんかでも、エンジニアの人たちは、「なんでそんな戦略を取るんだ、私はこっちの戦略の方がいいと思う」などと普通にプロジェクトマネージャーの経営話にも意見してきますからね。

アメリカ文化というのもあるかもしれませんが、上の人が指示してきた内容に理解できなければ、エンジニアでも普通に経営内容に対しても聞き返します。

おそらく、日本では、上司も会社の上層部で決定した経営の話なんて特に説明しないで、「この仕事をお願い」というだけで、エンジニアも「はい!頑張って期限内に終わらせます!」みたく、何の質問もなく業務を始めるわけですが、アメリカではそんなことはないわけです。

日本は、ピラミッド型の階級制度の意識が強く、上司の意見には文句を言わずに従うことがよしとされておりますが、アメリカでは、上司は上司としての役割で仕事をする人なので、エンジニアだとしても対等に意見も言いますからね。

それもアメリカ教育や、仕事環境の影響だとは思います。以下、私なりに考えたシリコンバレーのエンジニアが起業家思考を持つ現象に関わってるリストです。
  • 繰り返しになりますが、プロジェクトマネージャーに経営判断に不満があったら意見をぶつける。
  • エンジニアは奴隷という意識は全くない。金を生み出すプロダクトを作ってやってるぐらいな強気な感じ。
  • 逆に、プロジェクトマネージャーもエンジニアに今後のビジネスプランのアイディアを求めることがある。
  • 会社の決算内容も、役員が全員の前で説明し、参加できない人はオンラインでも参加可能。そこで、会社の経費や利益に関してしっかり説明され、下っ端エンジニアだとしても経営に関して役員に直接質問できるし、「経費使いすぎじゃない」とか普通に質問する。オンラインでも気軽に質問を提出できる。
  • 社内で自分のアイディアをビジネスにできるハッカソンの機会が与えられるので、社内ベンチャー的な意識を持つエンジニアも増える。
  • 面白いものをつくったらすぐに独立して起業できる環境があるので、エンジニアも起業を意識しやすい(ベンチャーキャピタルも周りにたくさんいるし、自分の不得意な分野を補ってくれる人脈が豊富。)
  • 周りで起業してお金持ちになった人がゴロゴロいるので自分でもできるんじゃないかと影響を受ける。
などなど。

要は、アメリカでは、日本でよく言われる理系脳や文系脳なんて話は一切いう人はおらず、全ての人が起業を意識できる脳を持っている状態ではないかと思います。

こんな感じでアメリカでエンジニアとして働いていると自然に経営も加わっていけるので、経営を学びやすい環境だと思います。だから、アメリカでは、エンジニア上がりの起業家も多いのではないかと思うわけです。

私の周りにもハーバードやらスタンフォードやらMITなどの優秀なMBA保持者もいますし、アクセンチュアやマッキンゼーから転職してきた人たちもいて、そんな人たちから経営戦略の話も聞けるし、逆に私も質問できる状態なので、私も会社経営に関して学ぶことができるんですよね。

ちなみに、話がずれますが、弁護士からプロジェクトマネージャーになった人もいて、会議での論破の仕方も勉強になったこともあります。私も別に悪気はなく、軽くその弁護士プロジェクトマネージャーに意見したこともあるんですが、後から私が追加の質問が一切できないくらい先読みされた完全論破で説得されてしまい、弁護士の弁が立つ凄さは相当勉強になりましたね〜。

今の時代は、エンジニア x 経営という形で知識を身につけると起業しやすい時代だとは思います。要は、ITの技術レベルを詳しく知っているからこそ、ビジネスアイディアが浮かぶってことあると思うんですよね。

自動運転なんかでも、昔から漫画の世界でもそんなアイディアありましたが、技術的にできるようになった途端に一気にシリコンバレーでも起業する会社が出始めましたよね。

技術の進歩をリアルタイムで理解していない人は、すぐにはじめられないので出遅れたりすると思います。

その他、ロケットでも、ロボットでも、ゲームのVRでもなんでもそうですが、エンジニアリングに触れているからこそ、起業ビジネスがすぐに生み出しやすいIT社会にはなっているとは思います。

夢だけ語るだけだったら昔からみんなしてますからね。

まっ。もちろんエンジニアリングを知ってしまったからこそ、このビジネスアイディアは技術的に無理だと諦めてしまう悪いケースもあるかもしれませんが、私の個人的な意見では、エンジニアをやってデメリットになることはないかな。

今だったら、WEBフレームワークだって、ライブラリだって豊富だし、副業レベルの単純なWEBサービスやアプリだったら一人でサクッと作れちゃいますからね。とりあえず、小さなビジネスを直ぐにはじめられるエンジニアは、経営だって副業しながら簡単に学べると思います。

私の周りのエンジニアでも、副業したり、起業の準備している人が、日本よりも圧倒的に多いと感じています。

とりあえず、エンジニアは奴隷じゃないですよ〜。物作りができなきゃ、ビジネスだって成り立ちませんからね!

酒井潤

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